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赤堤5丁目の夕日

今日は電車で15分ほどのところ、独身時代に住んでいた下高井戸に行ってきました。
そこにあるおいしい釜飯でも食べよう、ということだったのですが、着いてみたら、お店が開くまで時間があったので、昔住んでいたアパートが今でもあるか、行ってみることにしました。

1軒目は14年前に住んでいた、お風呂なしアパート。もちろん木造で、私の住んでいたのは二階の東南角部屋。家賃4万5000円ナリ。
まだあるかいな、と思って行ってみたら、ちゃんとありました! すごいな、もう築30年以上ぐらいじゃないか。
ここに住んでいたときは、本当に貧乏で、テレビを粗大ゴミ置き場で拾ったり(70年製のパナカラー)、冷蔵庫を結婚する従兄弟のお嫁さんからもらったりしてました。
でも、お風呂ナシながら、アパートを出て50メートルぐらいのところに銭湯があったので、そんなに不便でもなかったのです。部屋も6畳間だったけど、昔の造りでけっこう広くて日当たりも良くてよかったなぁ。
とノスタルジーに浸っていたら、その近くの銭湯がなくなっていたのに気づいたのです。
うーん、今の住人はどうしてるんだ。銭湯が近くにないと、ちょっとツライかもなぁ。

2軒目は、その後引っ越した、お風呂付のアパート。家賃7万5000円ナリ。
ここに住んでいたのは2年ちょっとかな。そして、ここから一応、嫁に出たわけです。
と言っても1軒目と2軒目は、それこそ50メートルぐらいの距離で、引越し業者も頼まず、自分で少しずつ荷物を運んだりしたのでした。
ここは二階で、やっぱり南向き。ベランダの向こうは空き地で、開放感があるのがいいところ。
洗濯物もすぐ乾いたなぁ。
と、また思い出に浸っていたら、あらら、隣にびっちり隙間なく、新しいアパートが建ってしまっている。
これじゃあ、日当たりもなにもないよね。

というわけで残念ながら、アパートは奇跡的に2軒とも残っていたものの、今となってはちょっと魅力が落ちてしまっていたのでした。
やっぱり不動産の条件って、たった10年ほどの間にも変わってしまうものね。
そういうことを言い訳に、いまだマンションも買わず、借家住まいを続けているわけですが…。

それにしても、夫とは、1軒目のアパートに住んでいたときからの付き合いなわけです。築じゃなかった、付き合い14年目?になるのかな。
古い~、いいかげん長い~、もうどうでもいい~。

しかし、そんな私たちの間に、新しくやってくる人もいるわけで、ほんと人生って分からないもんだ。

街は変わってしまったけど、下高井戸の釜飯屋は変わらず、感動するほどうまくて、やっぱり老舗っていいなぁ、と思ったりしました。

by keikoda2000 | 2007-06-26 23:12 | 主婦日記  

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