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大日本人を見てしまった

見ちゃった、見ちゃった! 先週、ほんの気まぐれで、松本人志監督作の「大日本人」を見てしまいました。
というのは、「人志松本のすべらない話」にハマっている夫が、その日、見たい見たいと申しまして。

私も興味はあるし、映画の内容がほとんど情報公開されてないので、これは見たほうが早かろうと。そのうち、仕事で解説書くこともあるかもしれないし。

既に公開から2週間ほど過ぎ、週刊誌などでは「駄作」「失敗作」などの評もある中、見てまいりました。
平日の昼間とあって人影もまばら。映画館に入った瞬間から「やー、これはヤバイのでは。人生の貴重な数時間を無駄に過ごしてしまうのでは…」という雰囲気ひしひしでしたが、ここまで来たら見るしかない。

で、結論。残念作、という感じでした、私的には。
映画文法的に成立していないとか、作り手の主張が見えないとか、お笑い映画としてもそんなに笑えないとか、批判はいくらでもできるわけだけど、なんか見ている間はね、
「うーん、松ちゃんの気持ちは分かる!」
と思ってしまったのです。

大日本人とは一体何者なのか? その人は何をするのか? で、映画としてはどのジャンルになるのか。
そのへんの観客の興味を引っ張っていった仕掛けはうまいし、発想は面白いし、大日本人の生活描写にもリアリティーがある。
だから、ああ、こういうことしたかったんだな、というのは分かるのでした。

でも、その一方、リアリティーを追うあまり退屈な部分が多いし、その中にチラッと出てくるギャグもそんなに笑えないし、なんと言っても結末が煙に巻かれたようで、納得いかない。
なので、残念だな、と見終わった瞬間には思ってしまうのです。

だけど、この映画がヒットしたということは、うちの夫みたいに、松本人志という存在、その才能に期待している人がいっぱいいるからですよね。
北野武映画が、興業収入の面で成功しないのは、やっぱりテレビに出ているタケシが「面白くない」、とみんな思っているからじゃないでしょうか。
テレビに出ている松本人志は、みんな面白いと思っていて、だから、その信頼があってこそ、みんな映画館に足を運んだんじゃないかな。
私たちが見た映画館にも、中学生ぐらいの男子三人組や車椅子の若者がいて、ああ、みんな松ちゃんに期待して普段は来ない映画館まで来たんだな、と、ちょっと感じ入ったりしました。

その期待に応えられる映画だったかというと、うーん、50点の出来、という感じでしょうか。
ありきたりな言い方だけど…、テレビは無料で見られるから、スベっても許される。あと今、吉本興業の笑いを取り囲むなまあたたかい空気というか、面白くなくても人気が出る、そんな風潮に対する甘えが、映画の最後に出てしまった気がします。

あ、でも逆に感心したのは、松ちゃんって演技できるんだな、ということ。
映画が50点でも、その演技には85点って感じです。ほんと思ったよりうまかったです。

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by keikoda2000 | 2007-06-20 17:08 | 映画あれこれ  

「武士の一分」を見たよ2

映画「武士の一分」について、もうちょっと考えてみました。
2日に渡って書くほどのことでもないのかなぁ。よくできた娯楽映画です、以上って、それで感想としてはいいのかも、とも思うのですが、ひとつだけ。

妻の描写にどうしても?が残ってしまうのです。
武士の妻として、ひたすら夫の世話をし、尽くす女性。それはそれで美しいのかも。
いつも男たちの決定に従い、指示を待っている女。そういう時代だからしょうがないよね。
それでも夫に対する愛情は一途でいっさい計算がない妻。うーん、うーん。

はっきり言って共感はできないよ。
原作も監督も男性だから、限界はあるとは思うのだけど、やっぱり男のドリーム(幻想)入ってないかい?
この映画では終盤、妻が夫の決定に逆らってひそかに行動する場面があります。まぁ、それも離縁されても夫に尽くしたい、という「美しい心」からした。と、いう解釈なのかもしれないけれど、私は彼女が夫の失明すら利用して自分の気持ちを貫いたという、したたかさがいいなぁ、と思った。

同じ山田監督の時代劇「たそがれ清兵衛」でも、ヒロインの宮沢りえが魅力的だなぁとは思ったけれど、やっぱりそのキャラクターが江戸の封建社会から出て、現代の私には迫ってはこない。映画の終わり、後日談として、清兵衛(真田広之)が戊辰戦争で死んだ後も、宮沢りえ(役名忘れました)が清兵衛と前妻の娘2人を育てあげ、嫁に出したというエピソードがさらっと語られるのですが、その物語の方が見たいなぁ、と思ったものです。

封建社会の身分制度や理不尽と戦うドラマは、男だけのものではないよ。
野暮を承知で、そんなことを言ってみたくもなりました。

あ、そうか「大奥」が面白いのは、良くも悪くも彼女たちが自分の意志で行動するからだね。
映画版は予告編を見るかぎり、美術にも凝っていて面白そう。きっと見に行ってしまうと思います。
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by keikoda2000 | 2006-12-14 19:40 | 映画あれこれ  

「武士の一分」を見たよ1

火曜日は友人のおうちにお邪魔し、若ーい男子のフェロモン(1歳児)を浴びて帰ってきました。
アンチエイジングに効果ありかな?

水曜の本日は、映画が女性1000円デーなので、「武士の一分」見てきましたよ!
笑えて泣ける、ちゃんとした娯楽映画で、良かったです。そりゃちょっと不満もあるけど、やっぱりキチンと作ってある。映画としての基礎体力が「デスノート」や「NANA」とは違うぜ、って感じです。

木村拓哉主演ということは、後半忘れていました。
ということは、拓也色がそんなに強くなくて、彼が珍しく役になりきっていたということかな。
出だしはちょっとキツイんす。彼演じる下級武士の家で繰り広げられるホームドラマが「SMAP×SMAP」のコントみたいなんス。
あ、やっぱりキムタクだ。江戸時代の武士じゃない、って、見ている側も平成の現代からテイクオクできないんだけど、悲劇的な展開になってからは、気にならなくなる。
順撮り(台本の進行通りに撮影していくこと)していったんでしょうか。最初はやっぱりいつも通りのキムタクだったのが、徐々に作品世界に没頭していったのかな。
大河ドラマ「新選組!」の香取くんもそうだったけど、SMAPのメンバーは忙しすぎて、なかなか撮影前に役を作り込む準備ができないのだろうな、と勝手に推測。
でも、最終的には帳尻合わせてくるので、やはり彼らが持っているポテンシャルというのは低くないと思うのです。
木村拓哉に「キャーv」とも「ウザい」ともどっちの感情も持っていない私としては、まぁ、いいんじゃない、という感想でした。

妻を演じる壇れいは、いいですね。
けなげでかわいらしくもある、いかにも「ご新造さん」(若妻)だなぁと思ったら、年齢ほとんど変わらなかった…。ということは、私はまだご新造さんでいけるのか?
演技も上手いし、ただ!ちょっと気になったのは……

割れてない?アゴ。
まっぷたつに。

美しい夫婦愛に涙しつつも、途中から気になって気になって、脳裏には「北斗の拳」のケンシロウとか浮かんできちゃって。
いや!ほんと美人だし、そんなたいしたことないんだけど……目が離せなかった。

物語もシンプルで良かったです。時代劇はこうでなきゃ、という人情の世界。
それについては、また明日、書いてみようかな、と思うです。

映画公式サイト

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by keikoda2000 | 2006-12-13 23:18 | 映画あれこれ  

デスノートは1000円で充分

本日、女子は映画1000円だったので、「デスノート 完結編」を見てきました。
夏に公開された前編を試写で見てしまったので、まぁ1000円ぐらい払ってもいいかな、という気持ちで。

前編は、もう笑っちゃうぐらいヒドイ映画だと思ったのですが、後編でもお粗末さは変わらず。

原作コミックとは結末を変えてある、というので、そこだけ興味があったのですが、その結末のヒネリ部分はまぁ面白かった。かな。

でもなぁ、画面が持たない。セリフとセリフの間が持たない。美術&撮影に工夫がない。
ライト、L、ミサという3人の主要人物は、役者がハマっていていいと思うのですが、そのキャスティングを生かしきれてない。
結局、脚本家と監督が、このデスノートという物語に思い入れがないんですよね。
「ま、こんなもんだろ、子供向けだし」という妥協の仕方が目に浮かぶよう。
画面が真に迫って来ない。物語の世界にリアリティがない。
ドラマの「のだめ」でも感じるのだけど、コミックの面白さを映画にどう翻訳するか、ということに関して神経が使われていない気がします。
コミックのコマ割りをそのまま映画のカット割りにされてもね。映画屋としてのプライドはないのかよー。

片瀬那奈が「お堅くて真面目な女性キャスター」役なのに、無駄に不自然なほどに美脚を見せまくっております。それが見どころかな。
あ、あと片瀬の先輩キャスターを演じる上原さくら。
先日も藤原紀香主演の2時間ドラマでクラブのママを演じていましたが、美少女キャラからいきなりの「けばい女」系に転身ですね。でも、なんだか吹っ切れていて、いい感じでした。
以上。

予告編で見た木村拓哉の「武士の一分」は、予想外に良さそうな感じでした。彼もなんだか吹っ切れていたよ。
時代劇好きだし、見に行ってしまう気がします。
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by keikoda2000 | 2006-11-22 22:15 | 映画あれこれ  

さらば木更津キャッツ

「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」には、どうしても点が甘くなっちゃうんですよね。
見終わった後に、冷静に考えると映画としてどうなの?という点は出てくるにせよ、見ている間は本当に楽しかったです。

「木更津キャッツ」の韓流版(舞台は釜山)が出てくる冒頭から、もう、つかみはオッケーという感じで、どんどんテンポよく進んでいく、いつもの展開。
このままノリよく盛り上がっていくかと思いきや、盗みの計画があっけなく失敗に終わったり、野球の試合中、一番いいところで代打になっちゃったり、ちょっと外してみるオフビート感もたまりません。

そして何より画面に出てくる人、出てこない人、みんな楽しんで作っているなぁと。
脚本の宮藤官九郎を含め、スタッフ&キャストがみんな憎めない奴ら、なんですよね。

公式サイトで宮藤官九郎が語っているように、今回はぶっさん(岡田准一)亡き後のキャッツを描いているので、中心になっているのはバンビ(櫻井翔)。
木更津ーはバンビの成長物語なんだ、というのが、うんうん、よく分かりました。
櫻井くんは本当に嫌味がなくていいな。バンビってほかのキャラクターにも負けないほど馬鹿なんだけど、頭いい人が馬鹿を演じている、というのを感じさせないところがすごい。
「ハチミツとクローバー」でも、下手したら、うざったく見える純情少年の役をサラっと演じてました。
うーん、NEWS ZEROといい、今年は櫻井くんに注目だな。

「ハチクロ」は今思うと、ってそんな昔じゃないけど、拾い物の映画でしたね。
櫻井翔、蒼井優、、、私が一番しびれたのは伊勢谷友介だけど、オプションで堺雅人までついてきちゃうし。
未見の方はぜひDVDででもどうぞ。

えーと、そんなこんなで優雅に芸術の秋しているわけですが、自宅の後片付けは一向に進まず・・・。本日も新宿でお買い物デーとなってしまい、何もしませんでした。
どうもいけない。
つい弱気になって、書店でベストセラーコーナーにあった「3日で運がよくなる「そうじ力」」という本を買おうかと思いましたが、そんなことしたらまた本が増えるじゃないか!
やめておきました。その代わり漫画を買ったけど…結局プラマイゼロだ。
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by keikoda2000 | 2006-11-02 22:57 | 映画あれこれ  

木更津キャッツとフラガール

映画の日なので「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」「フラガール」を観ました。
2作で2000円だよ。お得だね。でも、その後買い物したりお茶したり外食したりで、全然節約にならなかったけど。無職生活一日目にして、1万円ほど散在してしまいましたとさ。

話題の「フラガール」は、蒼井優が素晴らしい。
なんと言っても、いわき弁とフラの腰ふりが半端ない!
井筒監督もこちらで絶賛しております。
http://www.tv-asahi.co.jp/tiger/contents/100/107/jibara/index.html

「ハチミツとクローバー」の浮世離れした美大生はぐみ役もかわいらしくてよかったんだけど、「フラガール」の現実的な高校生役も良かった。
どちらも、かわいくて純真な少女の外見をもちつつ、芯は誰よりも強い、という役どころ。
キャラクターを自分なりに作り上げていくのが、本当に上手いよね。

物語は、題名だけ聞くと「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」みたいな、青春チームものかと思いがちですが、もうちょっと深い人間ドラマでした。
昭和40年代の貧しい炭鉱町が舞台で、仕事に命をかける骨太な父親や兄がいて、それを支える母親がいて、でも炭鉱の時代は終わろうとしている。そんなとき娘世代の女性たちが中心になってハワイアンセンターという新しい産業(フラダンス)に挑んでいく。
というのが背景の大きな流れ。実話に基づいているんです。だから、結末は分かってる。

でも、私みたいな、ひねくれた見方するやつにもいいな、と思わせるのは、これが単に町おこしの話ではなくて、女性の自立の物語になっている点ですね。
炭鉱のつらい肉体労働から抜け出せる、という動機で集まった少女たちが、
女でも独立して仕事を持てる、女でも男より稼げる
ということの価値に気づいて、プロ意識をもってダンスに励んでいく。
それがさりげなく描かれていて好感大でした。
松雪泰子演じるフラダンスの先生が、娘に暴力を振るった父親を「ぶっ殺し」に、男湯に乗り込むシーン、よかったなぁ。痛快。

この映画の中で恋愛の要素は少ないのだけれど、女性同士の運命共同体、殆ど恋愛に近い強い結びつきが感動的なのでした。

欲を言えば、このハワイアンセンターという地元救済策を考えた人、すごいアイデアマン&名プロデューサーじゃないですか。その人を映画にも出してほしかったな。

でも、ひとこと。豊川悦司の髪型はない。あの、おばちゃんパーマは。
アリかナシで言ったら絶対ナシ!
もともと、おばちゃんっぽく見えない顔でもないだけに、やばさ満点でした。

「木更津~」の感想はまた明日にでも。単純に面白かっただけだけど。
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by keikoda2000 | 2006-11-01 23:04 | 映画あれこれ