カテゴリ:映画あれこれ( 17 )

 

これはターミネーター4なのか!?

今さらながら映画「ノーカントリー」を観ました。
今年の米アカデミー賞受賞作ですね。「暗い」「救いがない」という前評判を聞いていたので、ちょっと腰が引けていたのですが。
やっぱり、気分的には観ないほうが良かったです。でも、作品的には面白かった。

この役でオスカーを獲ったハビエル・バルデム。彼が演じる殺人者がもう怖いのなんの。
情け容赦なく、躊躇なく人を殺していく様はまるでターミネイター。
狙った標的は絶対に逃さない人間離れした殺人能力、どこまでも追っかけてくるよ、怖いよ~。
銃弾を受けても自分で外科手術して治せるんですか!車が激突しても死なないんすか!
そうか、この映画はターミネーター4だったのかも!

しかし、アクション映画として観られるかというと、やっぱりそんなことはなく、暴力に支配される現代を考えさせられるシリアスな内容なのでした。

アメリカにおける暴力の連鎖、銃社会の恐ろしさ、モラルを失った人間の危うさ、などなど描かれているテーマは、観終わった後時間が経つほど、心の中に響いてくる。
好きな映画ではないけど、優れた映画だなぁ、と鑑賞三日後の今、改めて思います。

あまり作品紹介でも強調されてないことなんですが、この映画のポイントは舞台が80年ごろだっていうことにあるんじゃないかな。
無謀にも殺人者に立ち向かうのはベトナム戦争の帰還兵、殺人者の真の恐ろしさに気づくのは古き良き保安官。
保安官は、人を殺してみたいから殺した、という最近の事件に時代の変化を感じとる。
この時代にアメリカ社会は決定的に道を誤った。
と原作者は考えていたのかもしれません。
ウィンドウズ95以前、携帯電話も普及していない。そんな時代に、もうわけ分からないことになっていたわけですね、アメリカは。

で、今日本はそんなアメリカに似た社会になってしまっているんだなぁ、と思うのが、日本の観客にとってまた恐ろしい付加ポイント。
「人を殺してみたいから殺しただと、わけがわからん」
と嘆く保安官の言葉に、最近のニュースを思い出さずにはいられないのでした。

さて、次は何見ようかな。
ちょっとお口直しに「ジュノ」あたりか。
旅行にも復帰して映画館にも通えるようになり、楽しい毎日です。

ノーカントリー | ウーマンエキサイトシネマ
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by keikoda2000 | 2008-04-25 00:37 | 映画あれこれ  

今ひとつ当たりがない

おおお、もう今日で9月が終わりますね。
子供が出てくると、なかなかゆっくり楽しめなさそうなことに、読書と映画鑑賞があると思いますが、この数ヶ月もけっこう映画を見ました。

先週は「ミス・ポター」を見たし、その前はマイケル・ムーアの「シッコ」、そして8月には「トランスフォーマー」も見たけれど、これは胎教的に失敗でした。

ズキューン、ドカーン、バーンと、大画面&ドルビーサラウンドで展開される、ロボットたちの過酷な戦闘シーンに、おなかの中もビクビクしっぱなし。
あんまり前知識なく見た夫も、おんなじタイミングで隣でビクビクしており、ああ親子だな~と思ったものです。
「すまんね、あんなハードな戦争ものとは思わなかったんだよ」
と、上映終了後、夫婦で胎児に謝ってみました。

昨日は、地元で花火大会がありましたが、小さい子供というのは、やっぱり爆発音が怖いみたい。うわわーんと、あちこちで泣いている声が聞こえました。
うーん、こりゃあ、来年も会場近くでは見られないかな?

「シッコ」「ミス・ポター」は、胎教的には大丈夫だったんだけど…。
感想としてはどちらも、無難な出来というところ。

「シッコ」は、アメリカの医療保険制度の問題を突いているわけですが、いつものムーア的アプローチで、映画手法としては新鮮味がない。
最後、仮想敵国であるキューバに乗り込んでいったところだけ、おお、映画だぜ、という感じで、ちょっと興奮しました。
でも、カストロの娘がインタビューに出てくるあたり、うーん、ちょっと左寄りのつながりがあったのかな、と思わせちゃったりして、もったいない。

医療保険会社の許可がなければ、新薬も試せないし、手術も受けられないという、アメリカの医療制度の現実には、お口ポッカーン、ひどすぎるね、と呆れるしかないのですが、日本人も笑ってはいられない。
映画に出てきたフランスやイギリス、キューバという国に比べれば、日本だって遅れている。
妊娠・出産で病院を利用するときは保険が利かないし、これからは高齢者の負担額が増えるらしいし、そんな弱いところにばっかり、お金を削減するというのは、おかしいじゃないか。
そのへん、自身も高齢者である福田新総理がどう処理していくのか、見ものではあります。ま、あんまり期待してないけどね、正直。

「ミス・ポター」は、ピーター・ラビットの生みの親、ポター女史の伝記映画です。
レニー・ゼルウィガーが主演しているだけあって、「ブリジット・ジョーンズ」の20世紀初頭版といった感じ。
この頃の上流階級で、女性が結婚しなかったり職業をもったりすると、周囲からのプレッシャーが相当あったのね、ということがよく分かる。
でも、おすぎが「まぁ、上品な映画なんだけど…」と言っていたとおり、それ以上の感想を引き出すものにはなってないんでありました。残念。
あ、でも、動く絵のピーター・ラビットはかわいかったっすよ!
後ろ足で耳の後ろをカカカカカとかくところなんか、うちのうさぎそっくり。
うさぎ萌えの人なら、悶絶ものです。
でもさ、そのせっかく動く絵のキャラクターたちも「動く!」というだけで、例えば劇中劇として独自の物語を生み出すところまではいってないんでした。残念。

出産するまでに、あとどのくらい映画を見られるかな。
もう2本ぐらい見たいけど、おすすめ映画がある方いたら、ぜひ教えてくださいませ。
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by keikoda2000 | 2007-09-30 22:49 | 映画あれこれ  

ちょっとガッカリ「プレステージ」

今日は水曜女性1000円だったので、ちょっと衝動的に「プレステージ」を見ました。
雑誌の映画評では、評価高かったんですよね。なので、もうすぐ公開も終わりだから、見ておこうかと。
ヒュー・ジャックマン&クリスチャン・ベール&スカーレット・ヨハンソンという組み合わせは、ちょっと見てみたかったんですよね。

マジシャン同士のだまし合い、見破れない手品のトリック。
というのが魅力の映画なのですが、ちょっとガッカリしちゃった。
まずそのトリックがたいしたことない! 後だしジャンケンっぽくてズルイとも言えるオチなのに、種明かしの前に「ああ、そういうことね」と分かってしまうレベルだし。

そして、物語が暗い! マジシャンの男2人の強烈なライバル意識と確執がメインなわけですが、ちっとも爽やかじゃなくてドロドロしているのです。
同じクリストファー・ノーランの「インソムニア」も、アル・パチーノvsロビン・ウィリアムズの確執を描いていたけれど、やっぱりヒューvsクリスチャンとは役者が違ったし、そっちは犯罪もので、あくまでリアルに描いていたから、飽きなかった。
やたら人が死ぬしね。マジックという夢の世界を描きながら、こんだけ死体が登場するのはいかがなものだい、それは野暮ってもんじゃないのかい?

ということで、ちょっとガッカリしてしまった作品でした。
スカーレットも脱がないので、その意味でもポイント低し。
あと、デヴィッド・ボウイのファンも見てはいけません。わたくし、特にファンではないけれど、
「え?あ?これもしかしてD・ボウイ???や、やばー」
と目を疑ってしまいました。

映画公式サイト
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by keikoda2000 | 2007-06-27 22:03 | 映画あれこれ  

今度は「舞妓Haaaan!!! 」

続けて「舞妓Haaaan!!! 」を観ました。

さてはヒマですね。
というか、日常的な生活にやっと戻って、家の掃除とかやらなきゃいけないんですけど、暑いせいもあってやる気が起きず、、、という状態なのです。
カーテンの洗濯! エアコンの掃除! 本の整理! うさぎのブラッシング!
とやらなきゃいけないことは満載なのですが、まったくもってやる気がしません。
2日ほど、家事まったくやってない。この夏は、というより、一生できる気がしません。
つくづく主婦には向いてないのだなぁ…。
というか母に向いてない。こんなんでこの先大丈夫なのだろうか。

とりあえず、うさぎだけは死なせるとマズイので、ちゃんと世話しておきます。

「舞妓Haaaan!!!」は、評判いいですね。
花柳界のお話が好きなので、楽しめました。1000円で観たし、満足満足。
でも、やっぱり阿部サダヲは、映画の主役になっちゃいかん、とも思いました。
いや、演技しだいなのかな。
ドラマの「池袋ウエストゲートパーク」とか「タイガー&ドラゴン」、大人計画の舞台で見せるテンションそのままだったんです、今回は。
やたらソワソワして落ち着きがなくてすぐキレてキーキー言う、とゆー、まぁ、そういうキャラクターだったのですが、これが映画の大画面だと、ちとツライ。
脇の立場で笑いを取る分にはいいと思うんだけど、こーゆーキャラクターが主人公だと疲れるのです。
脚本のクドカンも監督も、そのへんは分かっていて、だからこそサブに堤真一を置いたのでしょうが、いまいち機能してなかった。
堤真一の演技にはドラマが感じられるけど、阿部サダヲの演技にはドラマが感じられなかったな、今回は。
そんなわけで、最後にはちょっと疲れちゃったし、ちょっとした感動みたいなものもなかったし。ちょっと残念。
まぁ、でも「大日本人」に比べたら、万人受けする映画だと思います。

舞妓ものと言えば、大和和紀の漫画「紅匂ふ」が完結しましたね。
15歳のときから舞妓として馬車馬のように働いておきながら、全盛期に突然引退してしまう、そんなヒロインに、思わず共感しちゃいました。
そうだよねー、今の仕事を辞めてこの先どうする、ってなんのアテもなくても、自分の気持ち的に辞めるしかない、そんなときってあるよね。
ヒロインは全然違う生き方を見つけるわけですが、うーん、私はね、とりあえず主婦だけには向いてないことが分かった。

舞妓・芸妓の世界をもっと詳しく知りたいときには、この漫画もおすすめです。

「舞妓Haaaan!!!」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by keikoda2000 | 2007-06-21 21:01 | 映画あれこれ  

大日本人を見てしまった

見ちゃった、見ちゃった! 先週、ほんの気まぐれで、松本人志監督作の「大日本人」を見てしまいました。
というのは、「人志松本のすべらない話」にハマっている夫が、その日、見たい見たいと申しまして。

私も興味はあるし、映画の内容がほとんど情報公開されてないので、これは見たほうが早かろうと。そのうち、仕事で解説書くこともあるかもしれないし。

既に公開から2週間ほど過ぎ、週刊誌などでは「駄作」「失敗作」などの評もある中、見てまいりました。
平日の昼間とあって人影もまばら。映画館に入った瞬間から「やー、これはヤバイのでは。人生の貴重な数時間を無駄に過ごしてしまうのでは…」という雰囲気ひしひしでしたが、ここまで来たら見るしかない。

で、結論。残念作、という感じでした、私的には。
映画文法的に成立していないとか、作り手の主張が見えないとか、お笑い映画としてもそんなに笑えないとか、批判はいくらでもできるわけだけど、なんか見ている間はね、
「うーん、松ちゃんの気持ちは分かる!」
と思ってしまったのです。

大日本人とは一体何者なのか? その人は何をするのか? で、映画としてはどのジャンルになるのか。
そのへんの観客の興味を引っ張っていった仕掛けはうまいし、発想は面白いし、大日本人の生活描写にもリアリティーがある。
だから、ああ、こういうことしたかったんだな、というのは分かるのでした。

でも、その一方、リアリティーを追うあまり退屈な部分が多いし、その中にチラッと出てくるギャグもそんなに笑えないし、なんと言っても結末が煙に巻かれたようで、納得いかない。
なので、残念だな、と見終わった瞬間には思ってしまうのです。

だけど、この映画がヒットしたということは、うちの夫みたいに、松本人志という存在、その才能に期待している人がいっぱいいるからですよね。
北野武映画が、興業収入の面で成功しないのは、やっぱりテレビに出ているタケシが「面白くない」、とみんな思っているからじゃないでしょうか。
テレビに出ている松本人志は、みんな面白いと思っていて、だから、その信頼があってこそ、みんな映画館に足を運んだんじゃないかな。
私たちが見た映画館にも、中学生ぐらいの男子三人組や車椅子の若者がいて、ああ、みんな松ちゃんに期待して普段は来ない映画館まで来たんだな、と、ちょっと感じ入ったりしました。

その期待に応えられる映画だったかというと、うーん、50点の出来、という感じでしょうか。
ありきたりな言い方だけど…、テレビは無料で見られるから、スベっても許される。あと今、吉本興業の笑いを取り囲むなまあたたかい空気というか、面白くなくても人気が出る、そんな風潮に対する甘えが、映画の最後に出てしまった気がします。

あ、でも逆に感心したのは、松ちゃんって演技できるんだな、ということ。
映画が50点でも、その演技には85点って感じです。ほんと思ったよりうまかったです。

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by keikoda2000 | 2007-06-20 17:08 | 映画あれこれ  

スパイダーマン3を世界最速から1日遅れで

本日は女性1000円なので、世界最速公開から遅れること1日、「スパイダーマン3」を見てきました。
郊外のシネコンで午前中から見たので、席の予約もらっくらく。
余裕でしたね。ほんとにGW中かしら、という感じで。

感想は…1000円なら文句ないです。見ている間は別世界に行けたし。
今回の敵、サンドマンのCGもすごかった! 
砂の中から生まれて(生まれ変わって)、全身が砂だから最初は何もつかめなかったりするんだけど、意思の力で身体を形成し、強くなっていく。
そのへんの流れを表現した特殊効果がすっばらしかったです!
おそらく、とんでもない金額の予算はこのあたりに割かれたのではないでしょうか。

それに比べて、公開前さんざんスゴイと噂されていた、もうひとりの敵、ヴェノム。
こいつはしょぼかった。
なんだよー、ぜんぜん怖くないじゃないかよ。
しかも、なんだかトホホな弱点をおもちで…彼の結末にもガックリ。
水が苦手なくせに、水分が70%の惑星=地球を侵略しに来た、どこかのお馬鹿な宇宙人(シャマラン監督の『サイン』)を思い出しちゃったよ。

しかし、同じトホホでも、サム・ライミ監督のB級感が全開で笑えるところがありました。
ブラック・スパイダーマンとなったピーター(トビー・マグワイア)が、なんだかハイになっちゃって、NYの路上で女性に色目を使ったり、ダンスを決めたりするシークエンス。
なにをやってもダサさが抜けきらないトビーの特性が、そりゃもう、うまく生かされてました。
私の両隣は、同じ年頃の女性だったのですが、彼女たちも思わず声を出して笑っていたほど。
うーん、真の見所はここではないのか、実は。

あとは見た人のほとんどがツッコムところでしょうけど…
オズボーン家(親友ハリーの家)の老執事、「私はずっと全てを見てきました」って、そりゃないよ!
真実を告げるのが遅すぎです。

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by keikoda2000 | 2007-05-02 17:52 | 映画あれこれ  

ディパーテッド、かい!オスカー

アカデミー賞授賞式、大好きなんです。
あ、もちろんハリウッドのね。
日本アカデミー賞は、「オダジョーの髪型が変すぎ!」というメールをもらって、そこだけ見て爆笑しましたけど。

でもさ、そうなのかい。
作品賞&監督賞は「ディパーテッド」なのかい。
見ましたよ、ディパーテッド。面白かったっすよ。
しかし、アカデミー作品賞を獲る作品なのかな。

というのは、ディパーテッド自体の出来はまぁいいとして、
アメリカ社会の暴力性を批判した、というアレンジが効いているのもいいとして、
スコセッシに「もうそろそろ賞あげなきゃヤバイだろ」という空気があったのも理解できるとして、
でも、これ香港映画をリメイクしただけですから!

キャラクターや物語、そもそもの発想をすべて香港映画からもらった作品に、最高の賞を与えることに抵抗はないのか、ハリウッド。
でも、授賞式会場の空気を見ていると、なさそうなんですね。

ということは、やっぱりさ、ハリウッドの映画業界人でも、香港映画なんて殆どの人が見ていないということですね。
そして、「ディパーテッド」を見て、「わぁー。これ面白いじゃん、すごい発想」と感激したわけですね、皆さん。それがスコセッシたちの手柄だと、思ったわけだ。

ハリウッドでは、香港映画や日本映画なんて「便利なネタ元」ぐらいにしか思われてない。
そういうことですね。
だから「ほぼ日本映画」の「硫黄島からの手紙」は作品賞を取れなかった。

そういうアジア軽視のハリウッドを象徴するように、「ディパーテッド」の紹介のとき(脚色賞を獲ったとき)
「この作品は日本映画が原作です」
というナレーションが流れていました。

これはまた驚いた。
だって、このナレーション、アドリブじゃないでしょ。ちゃんと台本があったはず。
そこに明らかな間違い
(正)香港映画
(誤)日本映画
というのがあったにもかかわらず、そのミスを事前に発見できなかったのか。
10億人が見る、世界に生中継されているプログラムでだよー。
いかに関係者の中に、アジアに対するデリカシーがなかったかということの証左のように思えました。

ところで、授賞式の出し物の中では、ウィル・フェレル&ジャック・ブラック&ジョン・c・ライリーのお笑いミュージカルが一番好きでした。
これからもう一回、録画を見ようかな。
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by keikoda2000 | 2007-02-28 09:51 | 映画あれこれ  

ソフィアと夫は気が合わない

遅ればせながら、土曜日「マリー・アントワネット」を見ました。
プレミアスクリーンといういいシートで、夜の割引1200円で、終電までに帰って来られるちょうどいい時間の上映だったので、夫を誘い、いそいそ見に行ったのですが、軽率でした。間違いだった。

「はっきり言って、物足りないね」
見終わった後の夫、開口一番こう言うなり
「ストーリーがはっきりしないし、人物の造形も薄っぺら。『ロスト・イン・トランスレーション』のときも思ったけど、ソフィア・コッポラの映画はダメだって、今回ではっきり分かった」
と断言。
とりつくしまもありゃしません。

私はけっこう楽しんで見たので、ここはまず男女の差があるのでしょう。
うちら30代女子なら、名作漫画「ベルサイユのばら」が完全に頭の中にインプットされているので、多少映画が説明不足だろうが人物関係が分かりにくかろうが、ベルばらで補って楽しめるのですが、男子は違うようで。
いや、もちろん、世の中には「ベルばら」を読んでいる気のきいた男子も数多く存在するのでしょうが。

「マリー・アントワネットでフランス人じゃなかったんだね。初めて知ったよ」
なんて言う、ヤツのような人も多いのでしょう。
うーん、誘う人を間違った。

だって、私にしたら、冒頭から出てくる人物、みんな「ベルばら」で顔なじみだもの。
マリア・テレジア、ルイ15世、デュバリー夫人、フェルゼン伯爵。
デュバリー夫人にアントワネットが声をかける屈辱的なシーン、ベルばらだとそのとき、
「王室の誇りが傷ついたのです!」
とか言って、悲嘆にくれるアントワネットにオスカルが感動し、なんと誇り高い人だ、私はこの人を一生守ろうと心に誓うんだよね。
なんて、完全に脳内で補って見ていました。

たしかに、その予備知識がないと、今回は時代ものだけに、場面場面の連続で映画を構成していくソフィアの手法は、物語が弱いと感じてしまうかもしれないなぁ。

これから男子を誘おうと思っている女子の皆様、ちょっと注意です。
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by keikoda2000 | 2007-02-16 22:47 | 映画あれこれ  

ビヨンセが主役じゃなかった!

下の「華麗なる一族」話、お前の書いていることこそ、ネタバレだろう。
とツッコまれました。たしかに。
いまさらですが、ドラマの展開を楽しみにしている方は読まないでください。ごめんなさい。

さて、2月はのんびり週だ、と思っていたのですが、けっこう仕事が入ってきて、それなりに忙しくなりそうです。まぁ、それでも労働時間は会社員だったころの4分の1ぐらい。

先週見た映画「ドリームガールズ」のサントラでも買って、かけながら仕事しようかな。
試写に同行したKさんは既に購入したそう。
でもミュージカル映画の歌って、やたらノリよく元気だったりするので、かけながら「ちょっとついていけないな」と思うときもあるそうです。
たしかに、そうだろうなー。映画見ているときは夢中だからいいけどね。

映画の感想としては、いやもう本当に楽しかった、アメリカのエンターテインメントのレベルの高さに改めて感じいった。

それにしても、事前にポスターや雑誌の特集を見て、てっきりビヨンセが主役だと思ってたんだけど、違いましたね。
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされているジェニファー・ハドソンのほうが主役だった。
んー、でも彼女は歌がうまいんだけど、わ、うまい、というだけで、そんなに個性的ではない、と思いました。
もっとビヨンセの歌と出番を増やしてもよかったんじゃないかな。

あと週刊文春で小林信彦氏も書いていたのですが、ミュージカルシーンの「引き」画面が少ない。つまり、歌っている場面で顔のアップは多いのだけど、引いて全身を見せてダンスで見せるところが少ない。
そこがちょっと物足りないかな、と思いました。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズが妊娠後期の迫力ボディで踊りまくっていた「シカゴ」と比べてしまうと。やっぱり。
ビヨンセがもっと踊りまくるシーンがあってもよかったのでは?

別にビヨンセファンではないのですが、
去年のオスカーナイトで3曲も歌い、ハリウッドに華々しく本格参入したビヨンセの初主演作としてはちょっと物足りなかったのかな、と思います。
スター映画としては。
でも、原作の舞台があるから、それに忠実に作ったんでしょうね。仕方ないね。

来週は忙しそうなので、今週のうちに「マリー・アントワネット」と「どろろ」は見ておきたいな。
ほかになにかお勧め映画ある方、ぜひ教えてください。

ドリームガールズ | Excite エキサイトシネマ
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by keikoda2000 | 2007-02-08 00:25 | 映画あれこれ  

ドリームガールズ見た1

現在、本当は金曜の夜中ですが、コトコト、カレーを煮込みながら書いてます。
なぜなら!明日(土曜)にCSのFOXチャンネルでやるドラマ「24」シーズン2一挙マラソン放送に挑むつもりでいるからです。ええ、もちろん24時間ぶっつづけ。
こんなときはカレーしかない! 
「カレー大魔王」という別名を持つ夫も、カレーさえあれば文句言わないしね。
果たして、24時間最後まで見られるのでしょうか。

さて、火曜日は「ドリームガールズ」を見ました。
2月一番の話題作ですが、ラッキーにも試写で見られたんです。

映画見る前にツボに入ってしまったのは、同行したKさんの話。
お誘いしたとき「有楽町マリオンでこの映画見られてうれしい!」
と返ってきた彼女の喜びメールにただならぬものを感じてはいたのだけど、なんとマリオンに「ドリームガールズ」を見に来るのは2回目とのこと。
それってどういうこと??

つい1週間ほど前、マリオンの1Fを通りかかったKさんは、もうすぐ上映!という意味で張ってあった「ドリームガールズ」のポスターを見て、これは見たい!と興奮。
「17日上映」という文字だけ頭にインプットして、20日ごろ、意気揚々とマリオンを再訪したというのです。
映画館の窓口で「ドリームガールズ1枚」と注文したものの、「まだ上映してません」と言われ、キレたKさん、窓口嬢とケンアクな雰囲気に。
「だって17日から上映って書いてありますよね」
「ええ、2月17日から」
「今日はもう17日すぎてるじゃないですか」
「ええ、でも2月からなんですよ」
というような会話(想像です)が交わされ、しばらくして、やっと今が1月下旬だということに気づいたということなのです。
Kさんの脳内では、今はもう既に2月下旬になっていたというから驚き。
時を超えたKさん。なかなか、凡庸な人間にはできることじゃありません。

でも、Kさん勝ったね!
結局、彼女は2月17日を待たずして、「マリオンで」「ドリームガールズを」見ることに成功したわけです。
誘った私もウレシイよ。よかったよかった。

書いてしまってごめんなさい。面白かったのでつい。
今年一番のヒットでした。

長くなってしまったので、映画の感想はまた明日にでも。
カレーもできたし、家でパジャマのまま「24」見るから無理かな?
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by keikoda2000 | 2007-01-30 00:19 | 映画あれこれ