人気ブログランキング | 話題のタグを見る

レオが久々にハマってた

今週はけっこう映画を見ています。
月曜は「ディパーテッド」。連れが見たいと騒ぐので、行ってきました。

香港映画「インファナル・アフェア」をリメイクした作品で、トニー・レオンが演じた潜入捜査官にはレオナルド・ディカプリオ、アンディ・ラウが演じたマフィアへの協力者(汚職警察官)にはマット・デイモンが扮しています。
香港版は数年前に見て、続編も見て、そのときはけっこう熱狂したのだけど、元来の忘れっぽさが幸いして、今ではすっかり細かい話を忘れてしまいました。
だから、初めて見る感じで最後までドキドキしながら見られましたよ。
人の名前と顔を覚えなくて、何年かぶりに会った人に挨拶されてピンチ!ということが多いのだけど、忘れっぽいのも、こういうときは便利。

で、ディカプリオvsデイモンの演技対決は、もう断然ディカプリオが有利。
特にファンではないのだけど、レオの映画、ほとんど見てきた中で、おお久しぶりにハマってる!と思いました。

マフィアへの潜入捜査を命じられ、警察をクビになったふりしてマフィアの一員となり、徐々にボスの信頼を得ていくレオ。だけど、暴力沙汰は日常茶飯事だし、殺人だって仕事の一部。神経的にどんどん参っていくわけです。バレたち殺されるという恐怖もあるし。
でも、必死で殺されないように、そして悪党のボスを逮捕したいという正義感をなくさずに、日々任務の成功を目指すわけです。その健気な感じがすごく良かった。

思うに、レオは「アビエイター」で演じたメディア王みたいに自分から責めていく役より、誰かに苦しめられるとか、そういう受け手側の状況を演じた方が生きるんじゃないかな。

でも、アカデミー賞には違う作品「ブラッド・ダイヤモンド」のほうでノミネートされてますね。
今年はこの「ディパーテッド」もあるし、オスカーあげてもいいんじゃないかと思う。逆にこれ以上、受賞を引っ張るとツライなー。

そして、レオの上司で、他人を挑発してばかりの毒舌男を演じたマーク・ウォルバーグが助演でノミネート。これも納得です。
いや、ほんと。マークの役はおそらくハリウッド版のオリジナルだし、この映画で一番光ってました。ティム・バートン版「猿の惑星」の100倍良かったよ。

ちなみに、マークは猿顔でも主役を張るスターになれると証明した人。ただし、その立場は今、完全にマット・デイモンに乗っ取られてます。
映画中で、その新旧猿顔スター、マークとマットがつかみ合いの喧嘩をする場面があるけど、
「おまえなんか、俺が道を切り開かなきゃ、ここまで売れてねぇよ!」
とでも言いたげな、マークの剣幕がすごい。
これから見る人は、猿対猿のバトルにご注目ください。

映画「ディパーテッド」公式サイト

Excite エキサイト : 芸能ニュース

by keikoda2000 | 2007-01-29 23:51 | 映画あれこれ  

<< ドリームガールズ見た1 イノシシの体を張った演技にシビレた >>