NHKの
「浅田真央 金メダルへの挑戦」を見ましたか?
これがなかなかいい内容だったんですが、中でも最大の見所は、本邦初公開!?タチアナ・タラソワコーチの自宅!
ゴシックだよーロマンチックだよー、黒を基調としたすんごいインテリア。
浅田真央の衣装選びからして、そのセンスに?をつけられていたタラソワですが、やっぱりお好きなんですね…こういうのが。
他にも、自ら車を運転するタラソワ!携帯メールを送るタラソワ!
とフィギュアファンなら見逃せないポイントいっぱいですが、まぁ、本題とそれるので、置いといて。
タラソワコーチが、真央に何を求めているか、真央のどんな才能を引き出そうとしているのか。
それはこの番組を見て、良く分かった気がします
浅田真央という30年にひとりの逸材を、大事に、長期的なスパンで育てようとしていて、そのために、表現力の面で高い目標を設定しているんでしょうが…
なんつーのか、うまく例えられないんですけど、数学で言うなら
小学校入る前に九九を覚えた天才少女に、いきなり微分積分をやらせているような感じ。
とでも言うべきなのか。
でも、今回のオリンピックは分数の掛け算ぐらいできれば、メダル獲れるんだよねー。
みたいな。
でも、真央は必死で微分積分をマスターしようとしている。
タラソワと真央はある意味似た者同士で、高い目標を設定したら、そこから下げられない。
いや、タラソワはフリーのプログラムが本当に「鐘」でいいのか?と真央に聞いているので、「このプログラムをやり通す」と答えた真央の方がもっと頑固なのかもしれないなぁ。
ということは、タラソワがそんな真央の不器用さを理解した上で、初めからもうちょっと滑りやすいプログラムを与えるべきだったんじゃないでしょーか。
あと、疑問に思うのは、タラソワのセンスですよね。
確かにこれまでは名コーチだったかもしれないけれど、現在の世界のエンターテインメントのトレンドを理解しているかは怪しいし、ロシアの作曲家にこだわっているのも不自然。
ましてや、今回は北米大陸で開かれるオリンピックですよ?
ロシアの圧制に苦しむ民衆の声を表現した「鐘」を日本人の真央にやらせて、どうするんだ?
その点、キム・ヨナのコーチ、ブライアン・オーサーの方が、明らかに今の時代に合っているんだと思う。
ヨナは、直前練習を見るとジャンプの調子が良くないみたいだけど、例え彼女にジャンプのミスが出ても、彼女にはプログラムの良さと表現力が、真央は不利だよな、と思う。
だから、真央には、タラソワの指導で今のプログラムに挑戦したことと、オリンピックの経験を生かして、ソチで金を獲ってほしいなぁ。
マスコミへの受け答えを見ると、クレバーなコメントが出てきているので、これからの成長を支える精神力はできたんじゃないかなと。
そんな気持ちでございます。
テレビでは女子SPが始まっている! 今回のオリンピックはとにかくショートが大事なので、26日より、むしろ本日が決戦ですね。
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